「さよなら原発ママパパ美作ネットワーク」

天候・災害
         

 東日本大震災から10年となる11日、福島県の被災者を支援するグループ「さよなら原発ママパパ美作ネットワーク」が、大手町の交差点で「キャンドルナイトin津山」を実施し、犠牲者を追悼した。
 メンバー14人が参加。火を灯(とも)したろうそくを歩道の脇に並べ、キャンドルを手にして鎮魂の祈りをささげた。また、福島第一原発事故による被災地の人たちへの配慮を訴えた看板もたてた。
 田口雄司事務局長(63)=新田=は「復興の中で被災者の不安や疑問の声が否定的に見られぬようにしたい」。メンバーの中島博さん(67)=高野山西=は「津波、放射能汚染、福島の人たちは多重の被害にあった上に風評被害も受けて悲惨な思いをしている。明るい未来を奪われた人たちが立ち直れるように声を上げていきたい」と話した。
 悲惨な災害や現在も苦しんでいる被災地を忘れないでほしいとの思いで2012年から毎年行っている。


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