岡山県津山市教委は1日、教育や青少年健全育成の活動で優れた成果を収めた個人や団体を顕彰する本年度「つやま元気大賞」を決め、大賞に選ばれた2人と1団体に表彰状を送った。
大賞に輝いたのは、個人の部に、河野修之さん（87）＝志戸部＝、勝加茂小6年・西川実那さん（12）。団体の部に、鶴山中学校PTA（須一友紀会長）。
河野さんは、しめ縄作りや自然クラブ指導員など20年以上に渡りボランティア活動に取り組んでいる。西川さんは、「ヘアドネーション」に取り組み、約1年半伸ばした髪をウィッグ素材としてNPO法人に寄付。鶴山中学校PTAは、同校の図書館をカフェに見立て生徒、教職員、保護者、地域の交流の場をつくった。
山北の市役所東庁舎で表彰式があり、関係者約60人が出席。朝田一教育次長が「みなさんの活動は津山市民の模範となり、たくさんの人に元気を与えてくれた。これからもよろしくお願いします」などと述べ、代表者らに賞状を手渡した。
このうち「ヘアドネーション」に取り組んだ西川さんは「4年生の時にこのことを知り、人の役に立つことをしてみたいと興味を持った。実際に使ってもらえるか気にはなるが、受賞のことを聞いた時は驚きとうれしさがあった。これからも誰かのためになれるよう頑張っていきたい」と顔をほころばせた。
このほか優秀賞は次の通り（敬称略）。
▽個人の部＝北陵中学校（山本健心・白石十斗）、神谷賢一・石原雅次、小林正年、中道中学校（菅沼康平・角南章和）、同（宮崎輝晴・後藤颯天）▽団体の部＝高倉地域づくりの会、向陽小学校PTA、同委員会活動、大崎地域づくり協議会、弥生小学校集会委員会、同平和委員会、加茂小学校、津山西中学校PTA本部役員、林田小学校6年生、秀実小学校PTA、同読み聞かせボランティア、喬松小学校、同1・2年生、成名小学校児童会、河辺小学校全校児童、加茂中学校彰化市との交流、院庄小学校読み聞かせボランティア
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