高倉小学校(岡山県津山市下高倉西)の4年生が13日、同校近くの畑で、高倉地域特産の自然薯(じねんじょ)「草刈号」の収穫に励み、地元の農産物について学んだ。
30年以上前から続く体験学習で、郷土について学ぶ「つやま郷土学」の一環。児童14人が5月下旬に種イモの植え付けをした畑(影山明さん所有)を訪れた。
津山自然薯生産組合の下山昌一組合長らから手順を教わり、土の中から取り出された栽培用パイプ(約1メートル)を手に作業。切れ目に木材ブロックをはさんで入り口を広げ、中に詰まっている土を振り落とした。成長した自然薯が出てくると、「でかい!」「すごい」と大喜びしていた。
子どもたちは「おもしろい形があって楽しかった」「地域自慢の自然薯をもっと多くの人に知ってもらいたい」と話していた。
収穫した自然薯は17日に地元の創作料理「ふわふわ揚げ」に使い、みんなで味わった。