ウランガラスをテーマにした作品を収蔵する妖精の森ガラス美術館の「ひかりのかたち展」が鏡野町上斎原の同館で開かれている。紫外線ランプに照らされて緑の蛍光色に光る幻想的なオブジェや小物などが来館者を魅了している。10月3日まで。
全国のガラス工芸作家15人が今までに同館の工房で制作した47点を展示。岡山市内の作家・尾崎雅子さんが発表した新作で、青葉をイメージした「多羅葉」、島根県で「ガラス工房Izumo」を営む夫婦・かわなべかおりさん、まさきさんが手掛けた優美な小皿やビアガラス、一輪挿しなどが並ぶ。作家ごとにさまざまな工夫と表現方法を凝らしており、趣き深い。
三浦和学芸員は「涼感あふれる素材の色味を生かした力作をそろえているのでぜひ見に来てほしい」とPRしている。
同展は、約10年前から毎年開催している恒例の企画展。後期(12月4日〜4月3日)は展示内容を変えて実施する予定。
開館は午前9時半〜午後5時、毎週火曜日が休館日となる。入館料は大人・大学生500円、高校生400円、小中学生300円、小学生未満は無料。
問い合わせは、同館(0868447888)。
p
緑色に輝くウランガラス作品
「ひかりのかたち展」