倉敷市の障害者の就労支援事業所「ひかり工房」は19日、美作高校(山北)の福祉コース3年生15人にコロナ禍の中でも安心して過ごせるようにと、自社製品のデニム生地のマスクを寄贈した。
マスクは岡山産の薄手の生地を使用。県が取り組む「ダメ!コロナ差別」キャンペーンのロゴが入っている。
同事業所は社会貢献として、手作りの製品を高齢者施設などに寄贈している。運営する松下光明さん(48)とかよさん(48)は県北でクラスターが発生したことを知り、不安な生活を送る生徒を元気づけるためにマスクを贈ることを決めた。
この日、代理として学校を訪れた市職員からマスクを受け取った樋口李果さん(18)と佐藤智帆さん(18)は「クラスター発生は本当にショックだった。倉敷に住む人が気にかけてくれ、とてもうれしい」などと感謝の言葉を述べた。
同コース生徒は寄贈されたマスクをお守りとして付け、来年1月の「介護福祉士国会試験」に臨む。
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マスクを受け取る生徒たち