岡山県勝央町にある森林総合研究所林木育種センター関西育種場の夏休みイベント「森林とのふれあい2023」が6日、の同育種場で開かれ、多くの家族連れらが木工体験などを通して樹木に親しんだ。
1998年から続く恒例イベント。屋外会場には、「木工クラフト」や「どんぐり・まつぼっくり工作」といったコーナーが設けられ、子どもたちはカラフルに彩色された松ぼっくりにドングリや小枝を飾ったり、木の端材を組み合わせて置物を作ったりと熱中した。
このほか、木のプレートを使った漢字の読み方を当てるクイズや丸太切り体験、屋内では「葉っぱのしおり」の制作、顕微鏡で樹木の細部を見られる展示品などがあり、にぎわっていた。
親子で工作を楽しんでいた弥生小2年の小川寛登君(7)は「いろいろ考えて木を組み立てるところがおもしろくて、作品が完成した時はうれしかった。もっと木で遊んでみたい」。父親の将史さん(37)は「自然にふれあいながら、ものづくりに励める機会に恵まれてよかった。こういった体験が子どもにとっても良い思い出と経験になると思う」と話していた。