岡山県津山市内の小中学生が「津山の好きだと感じるもの」をテーマに風景や行事などを描いた「わたしの町のたからもの絵画展」が同市沼のくらやアートホールで開かれ、来場者は力作に見入っている。31日まで。
市と津山ユネスコ協会が児童・生徒の地域愛を育み、津山への移住希望者に市の魅力を伝えようと、全応募作品196点を展示した。
瓦や木の描写にこだわった津山城や衆楽園、河川敷から見る花火など観光スポットや身近にある思い入れ深い場所を描いた水彩画が並ぶ。日本ユネスコ協会連盟会長賞を受賞した林田小6年の春名咲希さんが描いた「城東地区の町並み」は重伝建の景観を淡い色彩で丁寧に表現している。
28日には応募の中から選ばれた特別賞と優秀賞の表彰式が行われ、受賞者には賞状と記念品が贈られた。
受賞作品は同市新魚町の市立図書館(11月1〜10日)と市役所1階市民ホール(11月13〜24日)でも展示される。
春名さんを除く被表彰者と作品は次の通り。(敬称略、カッコ内は学年)
【特別賞】▽市長賞=村松由梨(北小6)▽市教育長賞=都井ひま莉(鶴山小2)▽津山ユネスコ協会長賞=森安円佳(一宮小5)
【優秀賞】住吉凌輔(東小4)、中島詩織(院庄4)、永田心春(河辺小4)、末田祐大(北小5)、名越琴音(佐良山5)、中塚諒玖(河辺5)、真木沙英(一宮小5)、二浦桜子(東小6)、山本悠貴(北小6)、難波健(鶴山小6)、神田彩乃(津山東中1)、板谷優希(鶴山中1)。門長見美(中道中2)、西下智紀(鶴山中2)、谷口芽衣(同)、武地柊音(同3)、長澤知弥(同3)