「ジャンピー」の愛称で知られる岡山県久米地区特産のジャンボピーマンの出荷が4日、津山市中北下のJA晴れの国岡山久米選果場で始まった。今年も品質は良好で、11月上旬まで例年並みの約14トンの出荷を見込む。
今季は17戸の農家が55アールで栽培する。重さは普通のピーマンの3~4倍、厚さも2~3倍ある大型種。苦みが少なく甘みが強いのが特徴で、子どもでも食べやすくサラダ用にも適している。
選果場に新鮮な実が次々と運び込まれ、重さや品質ごとに選別して箱詰め。暑さの影響で水やりに力を入れたことから、例年より大きく育っているという。初日は長さ25センチに達するものもあった。土居治部会長(70)は「順調に育っており、サイズも十分。サラダや天ぷらなどで味わってほしい」とPRする。
岡山や広島、大阪の市場に出荷するほか、地元の道の駅・久米の里にも並ぶ。

