ボード上に立ってパドルをこいで進む「スタンドアップパドルボード(SUP、サップ)」の国際大会に、高野本郷の杉山友厚さん(27)が日本代表として初出場する。大会はプエルトリコの首都・サンフアンで28日に開幕し、海のないまちからマリンスポーツの世界舞台に挑む。
杉山さんは津山圏域消防組合の消防士。神戸市に住んでいた学生時代にサップに出合い、競技に取り組んでいる。6月に静岡県で開かれた「サップ&パドルボード選手権大会」に出場。海上に設置されたブイを回って速さを競うテクニカル種目(約6㌔)で上位に入り、国際サーフィン連盟主催の「サップ&パドルボードチャンピオンシップ」への切符をつかんだ。
20日に山北の市役所で出場報告会があり、谷口圭三市長が「このスポーツの第一人者であり、いい形でパフォーマンスを発揮し、悔いのない戦いをしてほしい」と激励した。
杉山さんは「この大会に出る選手たちに憧れ、苦しい思いでトレーニングをしてきた。楽しめば結果がついてくると思うので、楽しんで見てもらえるレースをしたい」と決意を述べた。
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国際大会を前に谷口市長から激励を受けた杉山さん(右)