真庭市民を対象にした、パラスポーツを体験できるイベント「ユニバーサルスポーツinまにわ2021」(真庭市主催)が17日、同市下市瀬の白梅総合体育館で開かれた。障害者と健常者計約200人が一緒なってボッチャやゴールボールなど全5種目を楽しんだ。
同市は2019年に「共生社会ホストタウン」に登録。人間の多様性を尊重して支え合える社会の実現を目指し、同イベントを開催して3回目。
「車いすハンドボール」のコーナーでは、バンクーバーパラリンピックでパラアイスホッケーの銀メダルに輝いた上原大祐さん(39)が講師を務め、車いすでの走行やターンの仕方、ルールなどを教えた。参加者はキャッチボールでウォーミングアップした後、試合を行った。
友人たちと参加した米来小5年・岩野暁光君(11)は「実際体験してみると魅力や面白さがわかる。学校でもできたら良い」と話した。
上原さんは「どんな境遇の人でも共有して楽しめる場所をつくることが、誰もが生きやすい社会の実現に近づくのではないかと思っている」と語った。
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車いすハンドボールを楽しむ人たち
「ユニバーサルスポーツinまにわ2021」