「ユースエール認定企業」に 若者の離職率低く、残業も基準以下 森林組合が厚労省から認定/岡山・奈義町

行政・公共 認定通知書を受け取った植月組合長(左)
認定通知書を受け取った植月組合長(左)=岡山県奈義町で
         

 若者の採用・育成に積極的で雇用管理の優良な中小企業を厚生労働省が認定する「ユースエール認定企業」に、岡山県奈義町森林組合(植月哲夫組合長)が決まり25日、認定通知書が交付された。美作地域では7社(団体)目。


 自社広告などに認定マークを使用でき、助成金優遇措置も受けられる制度で▽直近3年間に採用した新卒正社員らの離職率が20%以下▽月平均残業20時間以下▽有給休暇取得率平均70%以上か年間取得日数平均10日以上―などの要件を満たす必要がある。


 同組合事務所で交付式があり、田代智夫津山職安美作出張所長から岡山労働局長の認定通知書を受け取った植月組合長は「県下でも小さな組合で、人材育成が重要課題になっている。この認定を機に、さらに働きやすい職場づくりに努め、若手の確保と定着を目指したい」と話した。


 奈義町森林組合は1961年創業。受託による造林や木材搬出などを手掛け、従業員数16人(平均年齢46・8歳)。


 ユースエール認定は2015年度から導入され、県内では同組合を含めて35社が認定された。


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