ラジオ体操の普及奨励に寄与し、著しい功績を残した団体に贈られる「ラジオ体操優良団体等表彰」の全国表彰を家具メーカー・すえ木工(岡山県津山市八出、須江健治社長)が受賞した。
表彰はかんぽ生命保険(東京都)などが主催し、1956年から行っている歴史ある制度。同社では初代社長の故・達夫さんが八出に工場を移してから約50年、社員たちが勤務前の朝の日課として取り組んでおり、2013年には県、17年には中国地方の表彰を受けている。長年続けている功績が高く評価された。
8月3日に北海道旭川市で開かれた式典では、須江社長の姉で監査役・幸子さんが代表として出席して表彰状とメダルを受け取り、その後、かんぽ生命保険岡山支店長が工場を訪ね、改めて社員らに吉報を届けた。
現在、本社と大型プラスチック成型を行うRIM事業部(八出)の社員合わせて98人が、午前7時50分にそれぞれ工場に集まり励んでいる。継続して取り組む大切さについて社長の父親・英典会長と弟・庸司副社長は「安全に業務を続けていくには良好なコンディションを保つのが不可欠。運動は社員たちの健康維持に役立っている」「体をほぐしながら自分の体調も確認できる上、社員同士がコミュニケーションをとるのにも一役買っている」と語る。
幸子さんは「受賞はとても栄誉なことでうれしく思う。今後はより健康効果を高められるように指導員から正確な動作を教えてもらい、実践できたら」と話していた。