動物のはく製など約2万点を所蔵する山下のつやま自然のふしぎ館で20日、市内の高校生らが運営するイベント「一日限りのつやま自然のふしぎ館」が開かれ、生徒がガイドなどに挑戦した。
高校6校と津山高専の29人が参加し、ガイドツアーでは、親子連れ約30人に哺乳類や鳥類などの展示ルームを案内。ヘラジカについては「カナダに多く生息する」、ライチョウは「夏と冬で体毛の色が変わる」、シロフクロウは「映画ハリーポッターに登場する」などと解説した。
加茂小2年の安藤衣吹さん(8)は「ネコ科の動物が好きで特にジャガーは迫力があった」と話した。親子連れ2組のガイドを務めた津山東高2年の河本はるのさん(17)は「館内を進むペースが難しく、予定通りにいかない面もあったけど、興味をもって聞いてくれた」と振り返った。
子ども向けの写生大会もあり、ニホンジカやコヨーテなどのはく製を使用した。
参加した生徒は、和田デザイン事務所(下高倉西)などが、地域の将来について考えてもらおうと都市再生機構(UR)の支援を受けて立ち上げたグループ・城下ハイスクールのメンバー。昨年12月に集まり、イベントを企画後、森本信一館長からはく製について教わった。
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所蔵するはく製について解説する高校生
「一日限りのつやま自然のふしぎ館」
- 2021年3月24日
- イベント