津山《風と光と心の劇場》実行委が、26日に岡山県津山市の勝北文化センターで開くミュージカル「アリス」の公演を前に、メンバーたちの練習もいよいよ最終段階へと入った。
劇団創設25周年記念となる今回の演目はイギリスの作家・ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」。3〜60歳の出演者18人をはじめ、演奏や舞台設計に携わるスタッフなど計約40人で作り上げる。今作は「仲間」がテーマで、主人公のアリスがさまざまなキャラクターとの出会いを通して成長する姿を描いている。
赤座準舞台監督や宮野友美子演出監督、歌唱の鈴木英子さん、ダンスの山岡典子さんらの指導を受けながら、週に1回約2〜3時間程度の練習を重ねてきた。22日はリハーサルを実施。キャラクターを体現する台詞の発し方を確認し、音楽に合わせた動きや立ち位置の調整を行っていた。
今回6度目の出演で主役を務める中学2年生の長船綾子さん(14)=津山中=は「歌と演技を披露することでミュージカルの楽しさを伝えていきたい。『やってみたい』と思ってくれる人が増えたら」。花谷周治会長は「25年の節目となる公演。みなさんの応援に感謝しつつ、一同が精一杯励んできた。成果を見てもらえたらうれしい」と話している。
午後1時15分開場、午後2時開演で、入場料は大人1000円、高校生以下は500円。
前売りチケットの購入は勝北文化センター(☎0868-36-7121)や勝北公民館内の同実行委まで。
問い合わせは、同実行委(☎070―4737ー7478)。