障害者の雇用促進について考える「企業×支援機関交流会」が岡山県津山市内で開かれ、県北企業の人事担当者と就労支援者が本音で話し合った。
津山障害者就業・生活支援センターと、市や障害者支援団体でつくる「就労支援ネットワーク会議」が気軽に話せる場を設けようと企画。15事業所の人事担当者ら16人が参加した。
ハローワークの職員から、障害者の雇用率の上昇や企業向けの給付金制度、段階的に引き上げられる法定雇用率などについて説明を聞いた。続いて4グループに分かれ、「障害者とのキョウドウのリアル」と題し、それぞれが抱く障害者への印象や雇用の現実について就労支援スタッフと本音で語り合った。
雇用の可能性を探る中で参加者からは「社内での理解、配慮が必要不可欠」「お互いの歩み寄りが大切」「雇用をサポートする人をケアする制度もあるべき」といった声が上がった。
参加企業からは「さまざまな業種の人の意見が聞けて参考になった」「ハードとソフト両面での支援が課題と感じた」などと話していた。