岡山県警真庭署は11日、息子らになりすまして高齢者からキャッシュカードをだまし取ろうとした福岡県福岡市、解体作業員・少年(15)を詐欺未遂の疑いで逮捕した。
調べでは、容疑者の少年は複数の人物と共謀したとみられている。今月9日から10日までの間、共謀グループの中で1人もしくは、数人の「かけ子」役が真庭市の女性(82歳)宅へ複数回にわたって電話をかけて「保険金の支払いで100万円が必要」「すぐにお金を下ろせないならキャッシュカードを渡してくれればいい」などとうそを言い、少年は「受け子」役としては10日午後日中にキャッシュカード2枚をだましとろうと高齢者女性のもとへ訪れた疑い。犯行は女性に見破られて未遂に終わった。容疑に対して「オレオレ詐欺などの闇バイトと知っていておばあさんからものを受け取ろうとした」と自供している。
同署によると、同日に女性の家族から通報をうけて捜査を行っていたところ、11日に総社市内でこの少年が見つかったという。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による特殊詐欺事件とみて捜査を進めている。