岡山県久米郡美咲町と住友生命保険相互会社岡山支社(岡山市)は21日、町民の健康増進と地域福祉の向上を目指して包括連携協定を締結した。
同町は町の活性や住民たちの生活向上を図り、官民連携した政策を進めている。一方、住友生命保険相互会社は、今まで全国116自治体、県下では県と9市町と協定を結び、生活習慣病などのリスク軽減を目的に開発された「健康増進プログラムVitality」を活用した事業の展開、支援に取り組んでいる。
今回の締結では、がん検診PRのほか、血管年齢測定器や体組成計を使った健康診断、親子で楽しめるスポーツイベントの企画など、高齢者らの健康寿命延伸、子育て環境の充実、スポーツ振興などを視野に入れた健康づくりを推進していく。
この日、同町原田の町役場で式が行われ、青野高陽町長と同支社の大谷洋司支社長が協定書に署名し交換した。青野町長は「住民が住み慣れた場所で安心して暮らせる町に発展させるため、持っている知恵をいただきたい」とあいさつ。大谷支社長「弊社は豊かな社会の実現を目指して貢献していく保険会社。健康増進プログラムを活用して継続的に健康に対する意識づけを行うことで、みなが健やかに過ごせるようにしていく」とあいさつした。