岡山県津山市の加茂小学校の1、2年生47人が18日、加茂川に稚アユを放流し、小さな命とふれあった。
地域の自然と川魚に親しんでもらおうと加茂郷漁協(厨子秀喜組合長)が恒例で招き、倉見川との合流点に集合。この日は同県総社市の養魚場から人工ふ化の稚魚(体長12センチ前後)を約5000匹取り寄せ、同所には約2500匹を配分した。
児童たちは水そうの中で勢いよく泳ぐ魚体をじっくりと観察し、「飛び跳ねた!」「良いにおいがする」と興味津々。組合員から5、6匹ずつバケツに手渡されると、岸辺まで運んでは流れに放ち、早瀬に泳ぎ去る魚影を見送った。
2年生の田村由羽君(7)は「つるつるしていて可愛かった。元気に育ってほしい」と目を輝かせた。6月18日に釣り解禁し、釣り人でにぎわう。