「第74回全国植樹祭」(同県実行委主催)のアフターイベントが19日、岡山県津山市阿波の大ヶ山牧場跡地で行われ、県内各地から参加した約200人が苗木約1700本を植え付けた。
県内で57年ぶりに開催された同植樹祭を記念し、県民の緑化意識を醸成しようと実施。阿波ふるさとふれあい会館からバスで移動し、地域植樹の締めくくりとしてコナラや少花粉ヒノキ・スギ、イロハモミジ、ヤマザクラ、クスノキの苗木を植えていった。
セレモニーでは長尾副市長らが「森と人間は長い年月をかけて密接な関係にある。未来に受け渡していきたい」とあいさつ。天皇陛下が植樹祭でお手植えされた少花粉スギを含む6本をスコップで土を被せて仕上げた。
地元の子どもを代表してセレモニーに参加した加茂小学校6年の年岡聖史君は「貴重な経験になった。これからも緑を大切にしていきたいと思う」と話していた。
阿波ふるさとふれあい会館ではマイ箸作りなど木工体験や特産販売ブースが並びにぎわった。