第15回「全国高専英語プレゼンテーションコンテスト」(1月22日)のチーム部門で、津山高専(沼)の4年・森本樹璃さん(19)、2年・鳥取晴南さん(17)、同・平松鴻志さん(17)の3人組が準優勝に輝いた。「国際交流活動を充実させてきたことが実を結んだ」と実感する。
同高専は、2018年度にボランティアグループの「学生アンバサダー」を結成。90人以上のメンバーが所属し、外国人留学生が日本語を学べるゲーム教材の製作や放課後の交流会の実施、学内イベントの企画などに取り組んでいる。
メンバーの一員である3人は、学生アンバサダーが国連採択の「SDGs」(持続可能な開発目標)のうち、「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」などに資するとして、活動の輪を全国に広めたいという思いを伝える内容を発案。コントを加えた会話を展開しながら、イラスト、写真入りのスライドを使って10分以内に英語で説明するプレゼンの原稿に仕上げた。
11月に動画審査による予選を通過。10チームが出場した本大会は、本来なら東京の会場で開催予定だったが、コロナ禍でオンライン形式の動画審査となったのを受け、発音や言い回しなどを改善させて撮り直した。1位は明石高専(兵庫)、3位は石川高専(石川)のチームだった。
3人は、練習時間を確保したり何度も撮影したりしたのが大変だったといい、「先生やメンバーのおかげ。説明する力や発音に自信がつき、成長を感じられた」と話す。指導に当たった国際交流センター長の山口均教授は「頑張れば結果が出ることを証明してくれた。学内には文系分野でも活躍する学生が多くおり、今後もさまざまなかたちで貢献することを期待したい」としている。
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英語プレゼンコンテストで準優勝した津山高専のチーム
「全国高専英語プレゼンテーションコンテスト」津山高専準優勝
- 2022年2月16日
- 教育・保育・学校