岡山県真庭市消防本部は3日、同市惣の同本部で救急救命士を対象にした「周産期研修」を行った。
現在の救急活動で周産期についてのスキルや知識不足が課題となっていることから実施。岡山大学病院産科・産婦人科の牧尉太医師を招き、同本部の約30人が参加した。
牧医師は新生児蘇(そ)生の初期処置、胎児の頭が出た後に肩が引っかかって分娩困難になる肩甲難産の対処法、分娩後の大出血の対応などについて専門的に説明した。続いて分娩シミュレーターを使って実技研修行い、それぞれ肩甲難産などに対処した。
同消防本部では、救急救命士のスキルアップにつなげ、安心して子どもを産み育てる環境の構築の一助にしたいとしている。