津山市内に住む小中学生を対象にした「図書館を使った調べる学習コンクール」(市主催)入賞4点が決まり、表彰式が13日、新魚町の市立図書館で開かれた。
寄せられた10作品の中から津山市長賞に院庄小学校2年・水口愛菜さんの作品「作楽神社ってどんな神社?」、市議会義長賞には朝日塾小学校5年・和田留依君の「日本の翼をつくった美土路昌一」が選ばれた。2作品は全国コンクール(図書館振興財団主催)の三次審査に推薦される。
水口さんは、南北朝時代の備前の武将・児島高徳の「白桜十字詩」をお年寄りから聞いたのをきっかけに取り組んだ。作楽神社にまつわる人物や歴史が書かれているほか、境内にある「女人塚」、「さざれ石」などの石碑やイチョウ、アヤメといった花木も紹介。写真も添えてわかりやすく簡潔な文章でまとめている。
教育長賞の北小4年・大重歩君の「ラグビー日本代表選手になるためにはどうしたらいいの?」を加えた3作品が冊子となって年内に発行され、市内の小中学校に配布される。
式は新型コロナウイルス感染防止のため、水口さんのみが出席。大河原信子館長から表彰状を手渡され、「受賞を知った時、うれしくて飛び跳ねた。自分がよく知っている場所でも調べると新しい発見があっておもしろかった」と笑顔で話した。
その他の入賞者は次の通り。(敬称略)
【奨励賞】中道中学校2年・川田千楓「世代間交流を成功させるためには〜じ・ば・この活動から考える〜」
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表彰状を受け取る水口さん