津山市は19日、初の「地域文化振興団体リーダー感謝状」の贈呈式を山北の市役所で開き、市文化協会前会長の八木芙佐子さん(82)=小田中=と、加茂町文化協会前会長の楮原衛さん(81)=加茂町公郷=の功績をたたえた。
本年度制定したもので、地域の文化活動に積極的に取り組み、文化振興に貢献した市内各文化協会の会長を10年以上務めた人が対象。
八木さんは1980年ごろに津山詩の会に入会。2005年から21年まで市文化協会長、市文化連盟初代会長を務めた。会長職を辞した後も主宰を務める津山詩の会、津山番傘川柳会だけでなく、津山工芸愛好会などさまざまな団体で活躍し、精力的に文化活動を続けている。
楮原さんは1979年に中分カラオケ同好会に入会。2007年に加茂町文化協会長に就任し、21年まで会長を務めた。また毎年、阿波地域のカラオケ団体と共同でカラオケ交流会を開催するなど、地域の枠を越えて文化振興に取り組んでいる。
式では谷口圭三市長が2人に感謝状を手渡した。八木さんは「16年間を振り返ると、その役を果たせたのかと反省しますが、みなさんの協力のもと無事に務めることができ、感謝しています」。楮原さんは「第1号の感謝状をいただき、有意義で感慨に堪えない思い。文化協会は仲良しでないといけない。これをモットーに今後も頑張りたい」と述べた。
市長は「津山の文化面を支えてくれているみなさんに贈ることができ、うれしい。今後もそれぞれの分野でリードし、後輩の育成、文化振興に協力をお願いしたい」と話した。
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市長から感謝状を受け取る楮原さん(右)と八木さん