美作第一小学校=岡山県美作市湯郷=の6年生33人が16日、美作市役所で議場を見学し、市議会の仕組みなどについて学んだ。
授業で国会について学んだのを機に、地方自治への理解も深めてもらう狙いで実施。
児童たちは本会議場に案内されて議席などに座り、議会事務局職員が「議会は市民の代表として選挙で選ばれた議員と市長が、市民生活を良くするため政策について話し合い、決める場。議員は市区町村の人口規模などにより定数を条例で定め、美作市は18人で任期は4年。来春の選挙では16人になる」と説明した。
さらに予算の使途や行政サービスをチェックするなど議員の仕事内容、定例会と臨時会、執行部の議案説明から議員の一般質問、各委員会に分かれての議案質疑、採決に至る本会議の流れ、「市の予算はどう使われているのか」「議員の給料は」など提出した質問の回答も聞き、熱心にメモをとるなどしていた。
この後、議場内の議長席や傍聴席などを見て回り、市長室で萩原誠司市長に一人ずつ名刺をもらった。
菊池柚花さんは「市民全員では無理だから、選ばれた市長と議員が話し合い、私たちのためにいろいろ決めていることがよく分かった」と話した。