岡山県津山市田町の国登録有形文化財「城西浪漫館」(中島病院旧本館)が5日、「まちの駅 城西浪漫館」としてオープンした。
すしや菓子、コーヒーなどの販売やミニコンサートがあり、皆でオープンを祝った。
全国まちの駅連絡協議会の認定を受け、住民団体「城西まちづくり協議会」が運営。従来のカフェ、ギャラリーに、菓子やパン、手作り雑貨、新鮮な地場野菜などの物販コーナーを新設し、観光案内のおもてなし機能を加えた。
新型コロナウイルスの感染状況を考え、予定していた式典は中止。管楽アンサンブル「コンブリオ」の6人が演奏する中、訪れた市民らは「城西☆ふれ愛ひろば」の女性らによる「城西チラシ寿司」や菓子などを次々に買い求めていた。カフェでは、津山藩医・宇田川榕菴の文献を基に江戸時代の味を再現した「榕菴珈琲」、シフォンケーキなどを楽しんだ。
また、近くの津山城下町歴史館では、だんじりの解説も行われた。
井口の女性は(83)は「菓子を買った。いろいろな種類があり、病院に通っているので帰りに寄ることができ便利。たびたび利用しようと思う」。高須昌明駅長(66)は「気軽に憩える場、地域のにぎわいを創出したい。2階は展示会や会議などに大いに利用してほしい」と話している。
午前10時〜午後5時(カフェは4時まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。
問い合わせは、同館(℡0868-22-8688)。
P
すしや菓子などを買い求める市民ら
「城西浪漫館」、「まちの駅 城西浪漫館」としてオープン/岡山・津山市
- 2020年4月6日
- 暮らし