来年5月に岡山県内で57年ぶりに開かれる「全国植樹祭」を前に、大原小学校=岡山県美作市下町=で27日、地元の森林組合による木育授業と記念植樹が行われた。
森林や林業の役割について学んでもらおうと、美作東備森林組合が開き、4年生22人が参加。加藤泰三組合長が、水を蓄えたり、土砂崩れを防いだりする森林の働きを説明した。続いてグラウンドで植樹を行い、県木のアカマツ、市木のウメのほか、クロガネモチの苗木3本を植えた。児童たちは「大きく育て」と願いを込めながら、丁寧に土をかぶせていた。
加藤組合長は「子どもたちに古里の森林や木の大切さ、森を守る林業の仕事について関心を持ってもらいたい」と話していた。