岡山県津山市にある明星幼稚園の年中・年長児21人が14日、同市横山の吉井川に若アユを放流し、小さな命とふれあった。
川魚に親しんでもらおうと吉井川漁協(松田安弘組合長)が恒例で招き、今津屋橋下流の河川敷に集合。釣り解禁(6月18日)に向けて放流を進める中、この日は同県総社市から取り寄せた人工ふ化の稚魚(体長17センチ、36グラム平均)のうち、同所には約1000匹を配分した。
組合員から5、6匹ずつバケツに手渡されると、子どもたちは泳ぐ魚体に触れて「速い!」「つるつるする」と大はしゃぎ。岸辺まで運び、「元気に大きくなってね」と声をかけながら放ち、シートを伝って早瀬に泳ぎ去る魚影を見送った。
渡辺彩笑ちゃん(5)と杉岡錬君(5)は「初めて触ったけどとても可愛かった」「早く大きくなってほしい」と笑顔で話していた。