「子ども第三の居場所」 協定調印式 町の未来を築く人材に育って/岡山・美咲町

行政・公共 協定書を手にする青野町長(左)と菅原理事長=岡山県美咲町で
協定書を手にする青野町長(左)と菅原理事長=岡山県美咲町で
         

 岡山県久米郡美咲町西川の多世代交流拠点「あさひなた」に開設された、B&G財団が全国展開している「子ども第三の居場所」の協定調印式が19日、同施設で開かれた。「みさキッズあさひ」の名称で、NPO法人ファミリーリングあゆむが運営する。4月1日に開所している。

 家でも学校でもなく、子どもたちが安心して過ごせる場所として設置。全国に249カ所あり、県内では10拠点目。美咲町は同財団から開設費と今後3年間の運営費として最大9320万円の助成を受ける。

 施設は学習室や遊戯室、多目的室、食事をとるキッチン、人工芝の運動場など。専門スタッフが常駐し、宿題を中心とした学習支援をはじめ、生活習慣の習得や生きる力を育むためのさまざまな体験、食事の提供などを行う。

 協定書調印式には利用している子どもたちを含め約50人が出席。B&G財団の菅原悟志理事長と青野高陽町長が、署名した協定書を交わした。青野町長が「登録者は70人を超え、毎日30~40人が使っている。子どもたちはまちの希望」、菅原理事長は「美咲町の未来を築く人材に育ってほしい」とそれぞれあいさつした。

子ども第三の居場所・みさキッズあさひ
子ども第三の居場所・みさキッズあさひ


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