「寺」被写体に写真展  本堂や庭園、屋根瓦など 豊かな感性浮かぶ9枚/岡山・津山市

芸術 会場にならぶ春名さんとワークショップ参加者の力作=岡山県津山市田町の城西浪漫館で
会場にならぶ春名さんとワークショップ参加者の力作=岡山県津山市田町の城西浪漫館で
         

 岡山県津山市田町の城西浪漫館で7日、写真展「地域に残る文化遺産で写真を学ぶ」(同市立図書館主催)が始まった。津山藩主・森家の菩提寺「本源寺」の境内を収めた力作が来館者の目を楽しませている。21日まで。

 昨年11月11日に本源寺を会場に開催したワークショップで、講師の写真家・春名泰輔さん=同市=と参加者7人が撮影した計9枚を展示。

 本堂や霊屋をはじめ、庭、室内などさまざまな角度から捉えており、撮影者それぞれの豊かな感性がうかがえる。色鮮やかな紅葉や緑豊かな庭園、装飾が美しい屋根瓦に注目した作品もあり、趣深い。

 自身も写真を撮って作品展に出展したり、投稿したりするという福田幸夫さん(79)=同市小田中=は「寺を被写体に選ぶ所がおもしろい。天候や日の当たり具合、構図などを考えて上手に撮影しており印象的な一枚に仕上がっている。勉強になる」と話していた。


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