「小さな親切運動」津山支部の本年度総会が1日、岡山県津山市のザ・シロヤマテラス津山別邸で開かれ、事業計画を決めるとともに、2団体に「小さな親切実行章」、津山納涼ごんごまつり実行委に防犯カメラを贈った。
賛助会員の企業などから約30人が出席し、松田欣也支部長が「人口減少や地域コミュニティの希薄化など社会的課題が山積しているが、今こそ『できる親切はみんなでしよう、それが社会の習慣になるように』というスローガンに向けて行動していくことに大きな意味がある。この運動を多くの市民に知ってもらい、実践につながるよう取り組んでいきたい」とあいさつ。
議事に移り、事業計画では▽善行を積極的に発掘し、会の精神を啓蒙する「小さな親切実行章」の贈呈▽環境美化運動の推進▽地域、住民と協働の花いっぱい運動―などの活動を申し合わせ、役員改選(任期2年)では松田支部長らを再任した。
続いて、小学校での俳句教室を継続して開いている綱俳句会(黒瀬紘子代表)、保育園や幼稚園に図書の寄贈を続けている中国電力ネットワーク・津山ネットワークセンター(山本武司所長)に松田支部長から実行章の楯を贈り、同まつり実行委の代表者に防犯カメラ3基の目録を手渡した。
この後、東日本大震災被災地へ思いをはせた演奏会を2015年から続ける日本コカリナ協会公認講師の古澤かおるさん(小原)による講話、被災木で作られたコカリナの演奏もあり、参加者は心安らぐ音色に聴き入った。