岡山県津山市の津山青年会議所(津山JC)と市の意見交換会が20日、津山圏域労働センターで開かれ、「津山まちじゅう博物館構想」をテーマに官民連携のまちづくりについて話し合った。
JCメンバーと谷口圭三市長や産業文化部職員計45人が参加。定久誠同部次長が人口減や財源不足といった現状を説明し、「従来の行政依存型から民間主導型にするなど発想の転換が必要」と話した。
この後、グループに分かれて人づくりやインフラ、経済、継承、共有の五つの観点から具体策を考え、「市の魅力を発信する部活動を立ち上げてインフルエンサーを育成」「史跡を巡るマラソン大会の開催」「市中心部に歩行者天国を整備する」といった意見が上がった。
谷口市長は「市民一人ひとりがまちを”自分事”としてとらえる意識づくりが大切。意見を施策に生かしていきたい」と述べた。