辻本店(真庭市勝山)は、落酒造(同市下呰部)との共同醸造による「御前酒HACCOS(ハッコウズ)2022」を21日から発売する。両酒蔵で仕込み水を交換し合い、醸した日本酒の第2弾。
県産雄町米を70%まで磨き、落酒造のミネラル豊富な硬水で仕込んだ純米無ろ過生原酒で、辛口の芳醇な味わいという。アルコール16度。720㍉㍑瓶で価格は1700円(税別)。県内外の取扱店のほか、ネット販売も展開する。
1月発売した「大正の鶴HACCOS2022」に続く同市の醸造業者ら7社でつくる「まにわ発酵,s」のプロジェクト。ラベルに地元の染織家・加納容子さんの作品をデザインした。
杜氏の辻麻衣子さん(44)は「少し硬さがあり、グラスに注いで空気にふれるうちに酒がつぼみのように開いてくる変化が味わえる。落さんとの共同作業で水が酒に及ぼす力を改めて感じ、いい経験になった。ふたつのHACCOS、ほかの御前酒との飲み比べも楽しんでもらえたら」とアピール。
問い合わせは、辻本店(☎0867443155)。
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辻本店と落酒造の共同醸造による「御前酒HACCOS 2022」
「御前酒HACCOS2022」発売