岡山県津山市沼の「くらやアートホール」で21日、押し花作品展が始まり、趣向を凝らした押し花アートが来場者の目を楽しませている。23日まで。
コロナ禍で3年半ぶりの開催。県北の愛好者でつくる工房咲季(中里真由美代表)のインストラクターと教室生たち19人が近作70点を出展している。
ボタンやアジサイ、オキナグサといった四季折々の花が野原や水辺に咲く姿を表現。野山や渓流の風景を小花でみずみずしくあしらったり、綿花で滝や朝もやを見事に再現したりと、創意工夫にあふれた作品が並ぶ。
メロンの皮を石垣に見立てた鶴山公園、大小さまざまな年輪を積み重ねた作も面白い。このほか、花や動物をモチーフにしたガラスアートも展示している。
中里代表は「それぞれ花だけでなく身近にある多種多様な素材を生かしながら工夫を重ねた。多くの方に見てほしい」とPRしている。