岡山県津山市スポーツ推進審議会（会長・髙原清隆市スポーツ協会長）はこのほど、諮問を受けていた「久米総合文化運動公園市民プールの整備とスポーツ施設の今後のあり方」について谷口圭三市長に答申した。市はこれを踏まえ、プール整備に関する基本計画を今月中旬に策定する。
同プールについては4項目を審議し、「健康・体力づくりの推進、近隣の学校利用、公認プール機能の付加による競技レベルの向上などを目指す上で、整備は妥当」と判断した。
さらにスポーツ施設40カ所の利用者数や利用率の推移、収支状況、学校との連携や民間活用の可能性を精査。それぞれを基幹、現状維持、集約統廃合等検討、地域特性スポーツ施設の4種別に分類し、課題や運営方針を盛り込んだ。
津山市役所を訪れた髙原会長は「市のスポーツ振興と地域活性化を進める上で大変重要。着実に議論を進めてほしい」と答申書を手渡した。市長は「計画や基本方針の策定に向け、意見をまとめたい」と述べた。
同審議会はスポーツや教育関係者ら13人で構成。昨年10月から、4回にわたり審議を重ねた。
