食堂運営会社「ホーユー」=広島市=が食事の提供を突然停止した問題で、津山市内で同社と契約している津山高校=岡山県津山市椿高下=と津山工業高校=津山市山北=は寮生への食事提供について当面、弁当などで対応する方針という。
津山高では小田中の寮で28人が朝夕の食事の提供を受けてきたが、7日朝までで食材のストックがなくなり、同日夕食から弁当を手配。朝食は生徒各自で購入して対応しているという。
小窪光久事務部長は「朝食についても業者を探している。これまでのように温かい食事を十分に出せず心苦しいが、まだ契約が解除されておらず、県教委とも相談しながら、できるだけ早期に新たな提供体制に移行したい」と話した。
津山工高では山北の寮で18人が朝夕の食事提供を受けており、11日分まで食材のストックがあるという。その後については新たな委託先が決まるまで弁当の手配で対応する方針。
高林康徳校長は「契約がまだ残っている状態だが、育ち盛りの生徒たちにバランスのとれた十分な量の食事を提供できるよう、早急に環境を整えたい」としている。