来年4月に開校控える「柵原学園」の制服、初披露 性別問わずに組み合わせ自由/岡山・美咲町

教育・保育・学校 柵原学園の制服に身を包む小中学生たち=岡山県美咲町で
柵原学園の制服に身を包む小中学生たち=岡山県美咲町で
         

 来年4月1日に開校する小中一貫の義務教育学校「柵原学園」の制服のお披露目が15日、岡山県美咲町の柵原中学校で行われた。柵原地域を象徴する色合いとオリジナルの校章が際立つデザインで、性別問わずに衣服と装飾の組み合わせが自由に選べる。

 制服は伸縮性のある軽くて丈夫な生地を使い、動きやすいのが特徴。子どもたちの成長に合わせて前期課程(小学校相当)の1~6年生用、後期課程(中学校相当)の7~9年生用を用意しており、5、6年生はどちらも着用できる。

 紺色のブレザージャケットに、前期課程は同色の半ズボンとスカート、後期課程はチェック柄のスラックスとスカートに加え、青、紺、白色のストライプ柄のリボンやネクタイがセットとなっており、全体を青系の配色ですっきりまとめている。

 また校章の装飾には、頭文字「y」のロゴのほか、学園創設にあたり統合する柵原中学校、柵原西、柵原東小学校を表した星マーク、地域を流れる吉井川と立ち並ぶ山をモチーフにした模様が施されている。

 この日、新しい制服に身を包んだ柵原東小2年・福井里太君(8)は「ワッペン(校章)が気に入っている。学校に通うのが楽しくなりそう」。柵原中2年・小坂海斗君(14)は「解放感を感じる。かっこいいデザインで気が引き締まる。この制服に見合う立派な先輩になるように頑張る」と話した。

 新免道明同中校長は「保護者の方々と何度も検討し、時間をかけて丁寧に決めたのが形になってうれしく思っている。子どもたちが地域とともに夢を育める学校となるようにしていきたい」と語っていた。統合する3校の閉校式は来年3月16日の予定。

学園オリジナルの校章とボタンのデザイン画(美咲町教育委員会提供)
学園オリジナルの校章とボタンのデザイン画(美咲町教育委員会提供)


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