「森の芸術祭」に合わせ運転開始 新型「DEC700」 見学会でお披露目/岡山・津山市

イベント お披露目されたDEC700=津山まなびの鉄道館で
お披露目されたDEC700=津山まなびの鉄道館で
         

 JR西日本の新型電気式気動車「DEC700」の見学会が27、28の両日、岡山県津山市の津山まなびの鉄道館で開かれ、詰めかけた鉄道ファンや家族連れにお披露目された。9月から県北で開幕する「森の芸術祭」に合わせ、姫新線の津山─新見間で初めて営業運転される。

 電気式気動車は、ディーゼルエンジンで発電機を回し、発電した電力でモーターを駆動して走る。DEC700は1両1編成で25席、バリアフリートイレを完備し、定員は90人。

 シルバーの車体に同社の中国地方のイメージカラーの黄色をベースにしている。

 見学会では車内の細部をじっくりと観察したり、スマートフォンやカメラで車体と撮影したりして楽しんでいた。京都府大山崎町から訪れた製造業の大西陸斗さん(25)は「車体の黄色が新鮮でかっこいい。座席も広々としていて実際に早く乗ってみたい」と話していた。

 同森の芸術祭では、9月28日から11月24日までの期間中、「快速ハレのモリ」として土・日祝日に一日一往復、臨時快速として運行される。

車内を見学する鉄道ファンら
車内を見学する鉄道ファンら


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