真庭市は25日、同市落合垂水の落合総合センターで、第23回全国障害者スポーツ大会(全障スポ)「SAGA2024」に県選手団の一員として出場するボウリングの松永裕作選手(24)=同=の激励会を開き、エールを送った。
軽度知的障害者の松永さんが競技を始めたのは18歳の時。当時地元にあったボウリング場でマイボールを作り、インストラクターから学んだのをきっかけに熱中するようになったという。現在も仕事が休みの時に津山市で練習に励んでいる。
第24回県障害者スポーツ大会「輝いてキラリンピック」では、85人の選手がブロックごとに分かれて実力を競う中、2ゲーム合わせて396点のスコアを叩き出してブロック優勝し、全国への切符を手に入れた。
激励会では、大塚清文落合振興局長が「頂点へ上り詰めるような活躍となるように願っている。対戦者と交流を深めて楽しい大会にしてほしい」と励まし、目録を手渡した。
松永選手は「自分の好きなスポーツで大会に出場できるのはめったにないことでとてもうれしい。楽しみながら頑張っていきたい」と健闘を誓った。
第23回全障スポのボウリング競技には県代表として松永さんを含めて計2人が出場。10月26日から28日まで佐賀市のボウルアーガスで開かれる。