小学5、6年生の親子を対象にした「津山高専で学ぼう!おもしろ科学教室」が27日、津山高専(沼)で開かれた。10組21人が舟などの模型を用いた実験を通して風エネルギーについて学んだ。
子どもが親子のふれあいや実験を通して学ぶ力、問題解決をする力を育むのを目的に市教委が企画した。
総合理工学科の細谷和範教授が講師を務めた。細川教授は江戸から明治時代にかけて岡山県の河川で運航していた「高瀬舟」の歴史を語り、風力を利用して舟が進む仕組みを説明した。「自然の力を生かし、津山の地域でどんな発明ができるか考えてみよう」と呼びかけた。
参加者は舟の模型を使い、帆の角度によって受ける風の強さが違うこと確認。風車の模型作りでは、どうすればよく回るか話し合い、紙コップにはさみを入れて完成させた。
鶴山小5年の松尾和蒔君(10)は「お父さんにアドバイスをもらい、風があたるように羽根の角度を考え、切り込みを入れたらよく回っておもしろかった」。父親の英樹さん(47)は「普段は一緒に考えて学ぶことは出来ないので、子どもの新たな一面を発見できるよい機会になった。」と話した。
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風車模型をつくる親子