岡山県真庭市は、豊栄の市湯原振興局庁舎が老朽化したため、隣接する「湯原ふれあいセンター」を改修し、振興局、公民館、図書館、市民センターの機能を併せ持つ複合施設に再生。1日、振興局の開所式が行われた。
同庁舎は、1951年に旧湯本小学校として建築され、70年からは湯原町役場庁舎、合併後の2005年からは振興局庁舎として活用。昨年9月から改修工事に着手し、移転整備が進められてきた。
同センター(延べ床面積約1900平方メートル)には、住民や湯原を訪れる人が気軽に利用できる交流スペースを新設。テーブル席やシンク、テラスを備えた。既存のホールはデザインを一新。会議室は利用人数に応じた4室を整備し、図書館(25日に開館予定)は3倍に広げて閲覧スペースを拡大したり子どもスペースを設けた。
また、防災拠点としての機能強化を図り、72時間稼働の自家発電機を設置。浸水対策として、情報通信機器などを2階に置いた。総事業費は約3億8770万円。
開所式には職員や市議会議員ら約30人が出席。太田昇市長が「観光のまち湯原の回遊性を高めるよう、施設を有効に使っていきたい。湯原の素晴らしさを一丸となって伝えていこう」とあいさつした。
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改修され、湯原振興局が移転した湯原ふれあいセンター
「湯原ふれあいセンター」を改修 複数の機能を持つ複合施設に/岡山・真庭市
- 2020年4月2日
- 行政・公共