「湯郷温泉おひな祭り」(同実行委主催)が美作市湯郷の温泉街で開かれ、華やかな桃の節句の演出が市民や行楽客の目を楽しませている。4月4日まで。
円仁通りを中心に旅館や観光施設など15カ所に段飾りや内裏びな、立ちびななどを展示。元「坂口屋」にはロビーわきの階段に緋毛氈(ひもうせん)を敷いて明治期から昭和の約150体が並べられ、訪れた人たちがゆったりとめでていた。
「コロナ禍で行き交う人が減った中、通りが華やいでうれしい」と同所の自営業・安東裕子さん(62)。
湯郷温泉女将の会の峯平滋子会長は「今月に入って宿泊の客足もだいぶ戻りつつある。『湯郷は元気に頑張っています』という思いを込めた演出を見てほしい」とPRしている。
同祭りは恒例で開催。今春は規模をやや縮小し、湯神社参道の「階段びな」は設置しない。
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ひな人形約150体が並ぶ元坂口屋の展示スペース
「湯郷温泉おひな祭り」
- 2021年3月19日
- イベント