「瀬織津姫」にちなみ 「水守」と「クリア御朱印」新たに 参拝者に頒布/岡山・鏡野町

歴史・文化 御神水を入れる「水守」=岡山県鏡野町で
御神水を入れる「水守」=岡山県鏡野町で
         

 岡山県鏡野町の中谷神社が、境内の愛宕神社で祭る水の神「瀬織津姫」にちなみ、御神水を入れて持ち歩く「水守」と、透明なシートに絵柄が印刷された「クリア御朱印」を新たに作り、参拝者に頒布している。

 瀬織津姫は境内にある愛宕神社の祭神。水の神、龍神とされ、人々の罪やけがれを払い、厄よけや浄化、開運、縁結び、安産といった御利益があるという。

 水守は、境内に設置された“錦の龍”の口から流れるしずくを透明の球にため、ふたをして持ち歩くことで、厄をはらうとされる。ストラップは赤、青、ピンク、緑、紫、黄色の6種。同神社では素焼きの球を石にぶつけて粉砕する「割玉」で心身を清めた後の授与をおすすめしている。

 クリア御朱印は春をイメージした4月限定のデザイン。新緑に包まれた滝を背景に、桜色の着物をまとった瀬織津姫、龍の姿をプリント。右下に「卯月」とあしらっている。

 瀬織津姫の御利益を求め、県内外から足しげく通う参拝者に喜んでもらおうと、新たな試みとして考えた。

 岡本正英宮司(65)は「クリア御朱印はさまざまな景色と撮影を楽しめ、御朱印帳に収めることも。水守ではさらに心も清めてもらいたい」と話している。

 水守は1個1000円。御朱印は1枚800円、同神社で授与、販売している。

 問い合わせは、岡本宮司(TEL:090ー8249ー3308)。

透明なシートに瀬織津姫などをあしらったクリア御朱印
透明なシートに瀬織津姫などをあしらったクリア御朱印


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