岡山県津山市小田中、聖徳寺の「和霊祭」が30日行われ、大勢の参拝者が無病息災や家内安全、商売繁盛などを祈願した。
本堂での大般若転読法会に続いて午後8時前、「炎の祭典」の異名を取る柴灯大護摩に点火。阿形覚昇住職を導師に、十数人の僧侶たちが境内の護摩壇を囲み、読経とともに参拝者の願い事が書かれた護摩木をくべた。炎は赤々と燃え盛り、訪れた人たちが静かに手を合わせた。毎年参拝しているという国分寺の女性(78)は「家内安全や健康をお祈りしました」と話していた。
これに先立って津山鶴丸太鼓の演奏、大道芸人チャーリーのショー、子ども福引きなどもあり、家族連れらが納涼気分を満喫した。