津山市内の河川の水や生物を調査する「環境体験ツアー 水の学校2022」(市主催)が31日、山北地内の宮川で開かれた。参加者たちは水質汚濁や海ごみについて学び、環境保全に対する意識を高めた。
市内小学3〜6年8人と保護者たちが参加。30年以上前から続く恒例の行事だったが、コロナ禍の影響で中止となり、3年ぶりに開催した。
エコネットワーク津山の神田寿則理事が講師を務め、川のごみや排水が海へと流れ、海水を汚染してしまう過程を説明。「山から海へと自然は循環している。川の水をきれい保つのはとても大切」と強調した。
その後子どもたちは、「きれいな水と汚れた水、それぞれ住む生物が違う。取って調べて見よう」といった話を聞き、早速川の中へ。網でオイカワやシマドジョウ、カワニラなどをすくったり、トンボの幼虫などを見つけたりした。このほか、周辺のごみを拾い、清掃活動もした。
河辺小3年・井上結菜さん(8)は「川の水は臭くなくきれい。みんなが汚さないように、気をつけて守っていかないといけないと思った」と話した。
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川の中で生き物を捕まえる小学生ら
「環境体験ツアー 水の学校2022」(市主催)