「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の参加アーティストで、国名勝・衆楽園に作品を展示している美術家・太田三郎さん(74)=北園町=と楽しむ鑑賞イベント「生命の雫 柿ゼリー完成記念・衆楽園で太田散歩」が16、17の両日、岡山県津山市山北の同所で開かれた。
太田さんは園内の野草や樹木など約80種に植物名が書かれプレートを付けた「衆楽植物園」や、庭園内に設置した設問から鶴と亀の数を想像させる「鶴亀算」、カキとミカンの木の1年間の成長を収めた映像「庭の情景」など4作品を展示している。
初日は市民ら15人が参加し、太田さんの植物の解説に耳を傾けながら和やかな雰囲気で園内を散策。名札付け体験では参加者たちがプレートに書かれた植物を熱心に探す様子も見られた。
美作大学調理師会と共同開発したスイーツ「生命の雫 柿ゼリー」の紹介もあり、倉敷市から郷土史研究会の仲間と参加した角南平治さん(74)は「どの作品も興味深く、参加できてよかった」と話していた。