津山おくにじまん研究会の「町歩き研修会」が、重要伝統建造物群保存地区に選定された城西地区で開かれ、会員約20人が地域の歴史や見どころを学んだ。
津山観光マイスターで同研究会会員の赤坂健太郎さんが案内した。古写真や絵図を載せた資料を手に、作州民芸館(旧土居銀行本店)を出発し、本源寺、翁橋、泰安寺などを巡った。赤坂さんは、西今町の町並みについて1937(昭和12)年以前の町家は1階下屋を撤去して軒を短くする「軒切」が行われたことや、翁橋に関しては昨年、アスファルト下から舗道レンガが敷き詰められた状態で見つかったことなどを説明。妙法寺、愛染寺なども訪ね、参加者は熱心に解説に耳を傾け、知識を身につけた。
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地域の歴史を学ぶ参加者