岡山県津山市の市立図書館でこのほど、第15回「つやまっ子読書プラン推進事業教科書音読発表会」が開かれ、市内の1〜5年生の計38人が保護者や審査員前で練習の成果を披露した。
参加者はひとりずつ演壇に上がり、『おおきなかぶ』(ロシア民話)、『ちいちゃんのかげおくり』(あまんきみこ作)といった各学年の国語の教科書に掲載されている物語の一部を約3分間朗読。はっきりとした声で丁寧に読み上げた。
審査員の同推進事業実行委・田村洋子会長や同館の菊入典子館長らは「心がこもっている。登場人物たちの気持ちが伝わる」などと褒め称えていた。この後、参加した児童全員に賞状などが贈られた。
『スイミー』(レオ・レオニ作)を読んだ高野小2年・大久保凜さん(7)は「緊張したけどスイミーの台詞をはっきり言えるように頑張った。誉めてもらえてうれしい。次参加する時はすらすら読めるように練習する」と笑顔で話した。
同発表会は、子どもたちの読む力を育てるとともに、読書に親しみを持ってもらおうと2009年度から実施している。