犯罪や非行のない社会を目指す第71回「社会を明るくする運動」(法務省主唱)の強化月間が始まった1日、首相メッセージの伝達式が岡山県津山市山北の津山市役所で行われた。
津山地区保護司会の会員、石渡茂雄岡山保護観察所長らと訪れた上原勇三同会長が「立ち直ろうとする人を地域の輪に迎え入れて再出発を支え、だれもがやり直して輝ける、だれ一人取り残さない社会を構築することが重要」と菅義偉総理大臣のメッセージを読み上げ、市推進委員長の谷口圭三市長に手渡した。
谷口市長は「市としても保護司会とともに再犯防止やリスタート支援の取り組みを進めていきたい」と述べた。
強化月間の活動としてこのほか、市内全小中学校に啓発資材を配布し、市役所ロビーではパネル掲示と啓発グッズ配布を5日まで実施中。コロナ禍のため、昨年に続いて啓発パレードは中止した。
津山地区保護司会は現在、法務大臣に委嘱された84人が所属し、仮釈放者や執行猶予者の保護観察などを行っている。
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首相メッセージを読み上げる上原会長
「社会を明るくする運動」強化月間