津山さくらまつりのイベント「空中散歩」が30日から津山城本丸で開かれ、高所作業車から見下ろす眺望に搭乗者が歓声を上げている。31日まで。
花見客に”薄紅色のじゅうたん”と形容される本丸から望む桜を俯瞰(ふかん)し、堪能してもらおうと初めて企画。
馬場の段や三の丸でソメイヨシノがほころび始めた29日は、報道関係者向けに実施し、参加者はヘルメットとハーネス着用で本丸南東側に固定された車両のバケットに搭乗した。約20メートルの高さまで上がると眼下に二の丸、三の丸、旋回すると市街地や背後の山々までぐるり一望にする絶景が広がった。
30日は午前中から観光客らの人気を集め、ラストの午後8時から10分間は吉井川河川敷から打ちあがる花火見物もできる。
津山市観光協会の稲葉伸次副会長は「桜の見ごろはまだだが、お城の石垣と城下町を俯瞰する眺めは感動的でわくわく気分。多くの方に、自ら鳥の視線を体験してもらいたい」とPRしている。
最終日は午前10時~午後8時。搭乗できるのは小学生以上で料金は1000円。