「童謡ひろば〜うたわらべ〜」による童謡の日(1日)にちなんだコンサートが3日、新魚町のベルフォーレ津山で開かれた。大人から子どもまで約400人が楽しいメロディーに耳を澄ませた。
同グループは、明治時代に誕生した唱歌や大正時代から伝わる童謡を後世に残そうと立ち上げた。活動15周年の節目を迎えるにあたり、メンバーの高齢化などから「童謡の日コンサート」は今回で最後となった。
代表のソプラノ・大島良子さん(77)をメインボーカルに、ソプラノ・内田京子さん、公民館講座の一環で練習に励むグループ「すずめ・かんたんて」が45曲を披露。市内に住むピアニスト・先本潤子さん(49)の演奏に合わせて「桃太郎」「金太郎」などを歌った。前津山市文化連盟会長・八木芙佐子さんの詩を元に作った童謡など市ゆかりの歌もあり、訪れた人はじっくりと耳を傾け、最後に盛大な拍手を送った。
二階町の小椋達子さん(83)は「とても懐かしい思い出の名曲。この先も若い世代の人が歌い継いでほしい」と話した。
童謡ひろば〜うたわらべ〜は今後、小規模な会場でのコンサートなどに力を入れていく。
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童謡を披露する大島さんとすずめ・かんたんてのメンバー
「童謡ひろば〜うたわらべ〜」コンサート
- 2022年7月9日
- 歴史・文化